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抗血栓薬、リスク、?

抗血栓薬 の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える生存戦略

抗血栓薬 の 歯科治療 抗血栓薬 を内服している患者さんの歯科治療、先生方はどう感じられますか?前回は心疾患 の歯科治療についてお話しましたので、今回は抗血栓薬に目を向けてみました。 ①出血が止まらなかったらどうしよう ②休薬した方がいいのか分からない ③そもそも触っていいのか分からないし恐い こういった不安を感じる先生は多いと思います。しかし一方で、 「そのまま抜歯したけど大丈夫だった」 という経験もあるのではないでしょうか。 この領域は “たまたま問題が起きていない” というケースも多く、しっかりと構造化して考えることが重要です。 こういった不安を感じる先生は多いと思います。 しかし一方で 「そのまま抜歯したけど大丈夫だった」 という経験もあるのではないでしょうか。 今までが、 “たまたま問題が起きていない” というケースも多く、しっかりと構造化して考えることが重要です。 そして、 抗血栓薬=危険ではない という認識をもっておく事が重要です。 まず前提として 抗血栓薬=危険ではありません。 問題なのは出血リスクと血栓リスクのバランスがとれているのかという事です。 ここを理解しないと ①無駄に休薬してしまう...

抗血栓薬 の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える生存戦略

抗血栓薬 の 歯科治療 抗血栓薬 を内服している患者さんの歯科治療、先生方はどう感じられますか?前回は心疾患 の歯科治療についてお話しましたので、今回は抗血栓薬に目を向けてみました。 ①出血が止まらなかったらどうしよう ②休薬した方がいいのか分からない ③そもそも触っていいのか分からないし恐い こういった不安を感じる先生は多いと思います。しかし一方で、 「そのまま抜歯したけど大丈夫だった」 という経験もあるのではないでしょうか。 この領域は “たまたま問題が起きていない” というケースも多く、しっかりと構造化して考えることが重要です。 こういった不安を感じる先生は多いと思います。 しかし一方で 「そのまま抜歯したけど大丈夫だった」 という経験もあるのではないでしょうか。 今までが、 “たまたま問題が起きていない” というケースも多く、しっかりと構造化して考えることが重要です。 そして、 抗血栓薬=危険ではない という認識をもっておく事が重要です。 まず前提として 抗血栓薬=危険ではありません。 問題なのは出血リスクと血栓リスクのバランスがとれているのかという事です。 ここを理解しないと ①無駄に休薬してしまう...

心疾患、歯科、周術期

心疾患 の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える生存戦略

心疾患 患者の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える戦略生存(ハヤシダが考える) 心疾患 GP(一般歯科医)が使える生存戦略(ハヤシダが考える) 心疾患 と聞くと先生方はどうでしょうか?凄く恐くないですか? では、なぜ恐いと思うのか?それは、心疾患を発症してしまうリスクや脳梗塞等を併発してしまうリスクが高いからだと思います。 確かにゾッとしますね、しかも歯科の局所麻酔薬には発作や悪化のトリガーとなりえる成分が入っています。 しかし、局所麻酔薬なしでは処置ができません。 そこで、やはり大事なのが周術期とした構造化する事です。 ①術前②術中③術後に分けて生存戦略を展開していきます。  ①術前 まずは、心疾患と一括りにしていますが、問題点を洗い出しします。 これが、不整脈なのか虚血性心疾患なのか心筋症なのか、奇形なのか…こういった系統分けを行います。  難しいと感じられた先生方は治療をしたい気持ちをとりあえずおいておいて、まずは対診しましょう。 照会状をかかりつけ医や循環器の専門医にお送りして、心疾患の種類と歯科治療において何が問題なのかをはっきりさせます。 まずはそこから明確にします。 お手紙の書き方としては、いつ、どこで、どのような処置を行い、どういう薬剤を使用するかを具体的に記載します。 また、どういうお薬を飲んでそれがどう影響するのか、どういう風にコントロールするのか、また問題のある薬剤があれば休薬は可能なのか。  こうする事で具体的な問題点を炙り出していけば対策が見えてきます。  気を付けて頂きたいのが、その処置の可否を照会先に委ねない事です。これを最終決定するのは処置側にあります。  ②術中 炙り出された問題点があれば、それを実際に対策していきます。 例えばアドレナリンがリスクという事であれば、侵襲はどの程度なのか?、浸潤麻酔はどれをチョイスすべきなのか?もしくは局所麻酔は不要なのか?、もしやむを得ず、アドレナリン含有の局所麻酔薬を使用するとして何本までなら許容出来るのか?、ターゲットはどこにするのか? このような感じで炙り出しをしていきます。 そして以前だったら、この時に一人で判断しないといけませんでしたが、今は最新テクノロジーの活用もありかと思います。 最近はAIなどを活用して戦略を整理するのも一つの方法です。ただし最終判断は必ず臨床医が行う必要があります。 それから処置に臨んでください。処置中は可能な限り生体管理モニター等でしっかりモニタリングしたり、必要性があれば酸素を吸ってもらう、救急セットを準備、こうした事がさらに安全性に繋がります。 ③術後...

心疾患 の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える生存戦略

心疾患 患者の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える戦略生存(ハヤシダが考える) 心疾患 GP(一般歯科医)が使える生存戦略(ハヤシダが考える) 心疾患 と聞くと先生方はどうでしょうか?凄く恐くないですか? では、なぜ恐いと思うのか?それは、心疾患を発症してしまうリスクや脳梗塞等を併発してしまうリスクが高いからだと思います。 確かにゾッとしますね、しかも歯科の局所麻酔薬には発作や悪化のトリガーとなりえる成分が入っています。 しかし、局所麻酔薬なしでは処置ができません。 そこで、やはり大事なのが周術期とした構造化する事です。 ①術前②術中③術後に分けて生存戦略を展開していきます。  ①術前 まずは、心疾患と一括りにしていますが、問題点を洗い出しします。 これが、不整脈なのか虚血性心疾患なのか心筋症なのか、奇形なのか…こういった系統分けを行います。  難しいと感じられた先生方は治療をしたい気持ちをとりあえずおいておいて、まずは対診しましょう。 照会状をかかりつけ医や循環器の専門医にお送りして、心疾患の種類と歯科治療において何が問題なのかをはっきりさせます。 まずはそこから明確にします。 お手紙の書き方としては、いつ、どこで、どのような処置を行い、どういう薬剤を使用するかを具体的に記載します。 また、どういうお薬を飲んでそれがどう影響するのか、どういう風にコントロールするのか、また問題のある薬剤があれば休薬は可能なのか。  こうする事で具体的な問題点を炙り出していけば対策が見えてきます。  気を付けて頂きたいのが、その処置の可否を照会先に委ねない事です。これを最終決定するのは処置側にあります。  ②術中 炙り出された問題点があれば、それを実際に対策していきます。 例えばアドレナリンがリスクという事であれば、侵襲はどの程度なのか?、浸潤麻酔はどれをチョイスすべきなのか?もしくは局所麻酔は不要なのか?、もしやむを得ず、アドレナリン含有の局所麻酔薬を使用するとして何本までなら許容出来るのか?、ターゲットはどこにするのか? このような感じで炙り出しをしていきます。 そして以前だったら、この時に一人で判断しないといけませんでしたが、今は最新テクノロジーの活用もありかと思います。 最近はAIなどを活用して戦略を整理するのも一つの方法です。ただし最終判断は必ず臨床医が行う必要があります。 それから処置に臨んでください。処置中は可能な限り生体管理モニター等でしっかりモニタリングしたり、必要性があれば酸素を吸ってもらう、救急セットを準備、こうした事がさらに安全性に繋がります。 ③術後...

高齢者、鎮静

高齢者 の静脈内鎮静法、どう考えますか?

高齢者 の鎮静法どう考えますか? 高齢者の手術鎮静と聞くと怖くないですか? 理由としましては、①基礎疾患の存在②治癒力の低下③反射の低下④予備力の低下⑤薬剤の抵抗性の低下⑥易出血の可能性⑦動脈硬化による血圧上昇の可能性 こうした理由がありそうです。 しかし私の考え方は違います。健康な高齢者の患者さんは寧ろ、様々な既往のある中年ぐらいの方より安全だったりすると考えております。ただ若い患者さんと比較して生理機能が低下しているとも考えておりますが、それが重大な問題になるとは考えておりません。 したがって患者さんの年齢=リスクではなく、高齢者であるが故に合併症や生理機能の低下、動脈硬化の進行が起こっている可能性が若い人と比較して高くなりやすいという特徴はあると考えております。 そう考える事は、フラットな問診が可能となり、術中の思い込みや不必要な恐怖心を抱く必要がなくなりその患者さん専用のカルテが完成します。ココが凄く大切なのです。 では、具体的にどのようなメリットがあるのか?以下に示します。 1.年齢ではなく、既往に着目出来る。 2.年齢ではなく、体質・体型・体調に着目出来る。 3.年齢ではなく、生活習慣に着目出来る。 4.年齢ではなく、反射に着目出来る 5年齢ではなく、炎症やアレルギーに着目出来る 6年齢ではなく、性格に着目出来る   文章にして構造化してみましたが、いかがでしょうか? 気付きましたか、これって普通の若年の患者さんとなんら変わない気がしませんか? そうなんです、高齢者という事が色眼鏡であり落とし穴の構造になっているのです。 ですので、あくまで年齢よりも詳細な中身という本質に目を向けて詳細に確認していくというのが、私の考え方です。 こうする事で一気に手術や麻酔のハードルが下がるはずです。生理機能等が低下しやすいという点で年齢は参考にはしますが、あくまで見ているのは患者さん自身の現状なのです。 こんな高齢の患者さんがいて困っているんですという先生がいらっしゃいましたら、是非コチラまでご相談下さい。

高齢者 の静脈内鎮静法、どう考えますか?

高齢者 の鎮静法どう考えますか? 高齢者の手術鎮静と聞くと怖くないですか? 理由としましては、①基礎疾患の存在②治癒力の低下③反射の低下④予備力の低下⑤薬剤の抵抗性の低下⑥易出血の可能性⑦動脈硬化による血圧上昇の可能性 こうした理由がありそうです。 しかし私の考え方は違います。健康な高齢者の患者さんは寧ろ、様々な既往のある中年ぐらいの方より安全だったりすると考えております。ただ若い患者さんと比較して生理機能が低下しているとも考えておりますが、それが重大な問題になるとは考えておりません。 したがって患者さんの年齢=リスクではなく、高齢者であるが故に合併症や生理機能の低下、動脈硬化の進行が起こっている可能性が若い人と比較して高くなりやすいという特徴はあると考えております。 そう考える事は、フラットな問診が可能となり、術中の思い込みや不必要な恐怖心を抱く必要がなくなりその患者さん専用のカルテが完成します。ココが凄く大切なのです。 では、具体的にどのようなメリットがあるのか?以下に示します。 1.年齢ではなく、既往に着目出来る。 2.年齢ではなく、体質・体型・体調に着目出来る。 3.年齢ではなく、生活習慣に着目出来る。 4.年齢ではなく、反射に着目出来る 5年齢ではなく、炎症やアレルギーに着目出来る 6年齢ではなく、性格に着目出来る   文章にして構造化してみましたが、いかがでしょうか? 気付きましたか、これって普通の若年の患者さんとなんら変わない気がしませんか? そうなんです、高齢者という事が色眼鏡であり落とし穴の構造になっているのです。 ですので、あくまで年齢よりも詳細な中身という本質に目を向けて詳細に確認していくというのが、私の考え方です。 こうする事で一気に手術や麻酔のハードルが下がるはずです。生理機能等が低下しやすいという点で年齢は参考にはしますが、あくまで見ているのは患者さん自身の現状なのです。 こんな高齢の患者さんがいて困っているんですという先生がいらっしゃいましたら、是非コチラまでご相談下さい。

アンサー 対策

難症例 各項目における症例・シチエーション対策(ハヤシダが考える)

難症例 各項目における症例・シチエーション対策 さて今回は前回に引き続きまして、静脈内鎮静法の各項目における症例・シチエーション対策に関するお話です。 そもそも静脈内鎮静法は全身麻酔よりも遥かに難しいといえます、その理由としては、操作自体が全身麻酔よりシンプルな分、全身麻酔と比較して以下の様な難しさがあります。 ①使用可能な薬剤の制限があり、②意識がある状態を維持、③疼痛に対しても敏感、④気道閉塞のリスクがある状態で自発呼吸にて維持しなければならない、⑤確実な気道確保がない、⑥術中体動がある、⑦反射を消失させていない(ムセる可能性があり)、⑧点滴が麻酔深度の生命線になってしまう、⑨鎮静薬自体の鎮痛効果がない(もしくは少ない)、⑩鎮静効果や健忘効果の判断が困難。 それに加えて、歯科治療特有の術野と気道の位置が重複しやすく、頭部に振動がある為、BISモニターや心電図を装着しても診断が困難となりやすくなすいという要素が上乗せされます。また、全身状態の悪化や手術自体の侵襲、生活習慣の影響が強くなる事で困難さに拍車がかかります。 このように難しい理由について、列記しましたが、逆に言えばコレだけ難しい理由がハッキリしているというのも事実です。前回お話した難症例は静脈内鎮静法自体の難しさのレベルを跳ね上げる4要素についての記載となります。下記にその対策について私なりに検討してみましたので、ご一読ください。 侵襲の強い手術で閾値の低いまたは炎症の強い症例 これに関しましては、術式と進行状況の把握、画像確認、こういった事が実はとても重要になります。例えば、嚢胞摘出し掻把を行うような場合、炎症の強い嚢胞においては高確率で疼痛を伴います。ですので、そこで、局所麻酔を追加してもらう、鎮静度と健忘効果を上げておく、場合によってはマルチモーダル鎮痛のような鎮痛を検討する。こういった対策をとる事で安全な管理ができる可能性があります。 ムセやすい症例 こちらは、管理がとても難しく、やはり困難である事に変わりません。特に気道が過敏な方というのは、どうしても発症しやすい問題があります。しかし、少なくする事は可能かと思います。例えば、表面麻酔効果のあるような薬剤をうまく使う、気管支拡張薬のような薬剤をうまく使う、原因となっているような分泌物があれば吸引を行う。極力バキュームで水や血液の流入を抑える。こうした事でムセは減らす事は出来ると思います。 出血の多い症例 出血の多い症例も手術を難しいものとします。しかし、こちらは術前からの管理によって、難しさを軽減できる可能性があります。これが何かというと問診と採血です。術前に体質的なもの、習慣的なもの、こういった事をよく把握しておく事でそうしたリスクを減弱させられる可能性があります。また術中に関しては、毛細血管抵抗性を向上させる様な薬剤や血液凝固因子に働きかけるような薬剤を併用したり、血圧を下げる麻酔を心掛けたり、出血の出そうな部位や術式を把握する事で対策出来る可能性があります。術後に関しては、輸液を工夫する等する事で最悪を避けられる可能性があります。 全身状態の問題があったり体質的に困難にする要因のある症例 コチラに関してもやはり重要な事は術前にしっかりと把握して、先手先手で対策をとっておくという事です。採血等を行う事は目には見えないリスクを炙り出す事につながります。また、周囲と情報共有しておく事、万一の場合を考えて、ホットラインを確立しておくことも重要となります。 まとめ 上記はどれも常に先回りして、構造化する事を意識して記載しております。行き当たりばったりで行うと問題として表に現れた場合、後手に回ってしまい、予期せぬ困難なものとなりますが、予測と構造化ができていれば、起こり得る事として対策が可能となります。静脈内鎮静法がうまくいく事で手術も行いやすく、安全で患者さんも安心したものになります。私はこうした事を意識しつつ、今日も麻酔という仕事に従事します。  

難症例 各項目における症例・シチエーション対策(ハヤシダが考える)

難症例 各項目における症例・シチエーション対策 さて今回は前回に引き続きまして、静脈内鎮静法の各項目における症例・シチエーション対策に関するお話です。 そもそも静脈内鎮静法は全身麻酔よりも遥かに難しいといえます、その理由としては、操作自体が全身麻酔よりシンプルな分、全身麻酔と比較して以下の様な難しさがあります。 ①使用可能な薬剤の制限があり、②意識がある状態を維持、③疼痛に対しても敏感、④気道閉塞のリスクがある状態で自発呼吸にて維持しなければならない、⑤確実な気道確保がない、⑥術中体動がある、⑦反射を消失させていない(ムセる可能性があり)、⑧点滴が麻酔深度の生命線になってしまう、⑨鎮静薬自体の鎮痛効果がない(もしくは少ない)、⑩鎮静効果や健忘効果の判断が困難。 それに加えて、歯科治療特有の術野と気道の位置が重複しやすく、頭部に振動がある為、BISモニターや心電図を装着しても診断が困難となりやすくなすいという要素が上乗せされます。また、全身状態の悪化や手術自体の侵襲、生活習慣の影響が強くなる事で困難さに拍車がかかります。 このように難しい理由について、列記しましたが、逆に言えばコレだけ難しい理由がハッキリしているというのも事実です。前回お話した難症例は静脈内鎮静法自体の難しさのレベルを跳ね上げる4要素についての記載となります。下記にその対策について私なりに検討してみましたので、ご一読ください。 侵襲の強い手術で閾値の低いまたは炎症の強い症例 これに関しましては、術式と進行状況の把握、画像確認、こういった事が実はとても重要になります。例えば、嚢胞摘出し掻把を行うような場合、炎症の強い嚢胞においては高確率で疼痛を伴います。ですので、そこで、局所麻酔を追加してもらう、鎮静度と健忘効果を上げておく、場合によってはマルチモーダル鎮痛のような鎮痛を検討する。こういった対策をとる事で安全な管理ができる可能性があります。 ムセやすい症例 こちらは、管理がとても難しく、やはり困難である事に変わりません。特に気道が過敏な方というのは、どうしても発症しやすい問題があります。しかし、少なくする事は可能かと思います。例えば、表面麻酔効果のあるような薬剤をうまく使う、気管支拡張薬のような薬剤をうまく使う、原因となっているような分泌物があれば吸引を行う。極力バキュームで水や血液の流入を抑える。こうした事でムセは減らす事は出来ると思います。 出血の多い症例 出血の多い症例も手術を難しいものとします。しかし、こちらは術前からの管理によって、難しさを軽減できる可能性があります。これが何かというと問診と採血です。術前に体質的なもの、習慣的なもの、こういった事をよく把握しておく事でそうしたリスクを減弱させられる可能性があります。また術中に関しては、毛細血管抵抗性を向上させる様な薬剤や血液凝固因子に働きかけるような薬剤を併用したり、血圧を下げる麻酔を心掛けたり、出血の出そうな部位や術式を把握する事で対策出来る可能性があります。術後に関しては、輸液を工夫する等する事で最悪を避けられる可能性があります。 全身状態の問題があったり体質的に困難にする要因のある症例 コチラに関してもやはり重要な事は術前にしっかりと把握して、先手先手で対策をとっておくという事です。採血等を行う事は目には見えないリスクを炙り出す事につながります。また、周囲と情報共有しておく事、万一の場合を考えて、ホットラインを確立しておくことも重要となります。 まとめ 上記はどれも常に先回りして、構造化する事を意識して記載しております。行き当たりばったりで行うと問題として表に現れた場合、後手に回ってしまい、予期せぬ困難なものとなりますが、予測と構造化ができていれば、起こり得る事として対策が可能となります。静脈内鎮静法がうまくいく事で手術も行いやすく、安全で患者さんも安心したものになります。私はこうした事を意識しつつ、今日も麻酔という仕事に従事します。  

difficult 難症例

静脈内鎮静法 難症例とは?(ハヤシダの考える)

静脈内鎮静法 難症例とは? 静脈内鎮静法 においても様々な症例があります。そして、難易度も様々です。 ところで、難易度の高い、難しい症例とは一体どのような症例でしょうか? 手術難易度が高い症例が静脈内鎮静法においても難症例になるのでしょうか? 答えは△だと思います、手術は難しくても問題となりそうな既往や生活歴もなく、 麻酔が比較的効きやすい症例の場合、静脈内鎮静法自体は難症例とは感じません。 それでは、どういったものが難症例なのでしょうか? あくまでも、『私が考える』ではありますが、下記に難症例と思えるものを列記してみました。   侵襲の強い手術で閾値の低いまたは炎症の強い症例 まず私が考える静脈内鎮静法に関してですが、やはり患者さんが敏感に感じてしまいそうな症例は難症例と感じます。これは、様々な要因が関係しており、その複雑な要因を理解しておかないと対応が難しくなります。例えば、手術侵襲がシンプルに強いのか?患者さん自身の閾値が低いのか?炎症の強い部位があるのか?生活歴はどうなのか(喫煙歴等)?局所麻酔や鎮痛薬はちゃんと効いているのか、または効かせられるのか?そういった要因を考える必要になってくる事があります。とりあえず、こういった事が考えられる場合に私は難症例と考えます。 ムセやすい症例 ムセも非常に静脈内鎮静法を難しくする要因の一つです。術中にムセが発生する事で、手術中断のリスク、誤嚥のリスク、麻酔深度が変わるリスク、体動のリスク、気道閉塞のリスク、こういったリスクが発生します。では、どういった症例がムセやすいのか?これは、気道が過敏な患者さん、気道系の疾患にかかられている患者さん、口呼吸をされる患者さん、術中の注水量の多い手術、出血の多い手術、リスクとなる生活歴のある患者さん(ヘビーな喫煙歴等)こういった症例は非常にムセのリスクが高く難症例と考えます。 出血の多い症例 出血も大きな問題となります。ムセやすい症例にも関連するのですが、やはりムセが多くなる傾向にあります、また血餅も出来やすく咽頭に出来た場合は気道閉塞にもつながります、また脱水のリスクも増加します、シバリングのリスクも増加します、また貧血症状のリスクも増加します、術野も不明瞭となるため手術時間が延長するリスクもあります。こうした症例は難症例と考えます。 全身状態の問題があったり体質的に困難にする要因のある症例 これも様々なものがありますが、やはり既往があれば何等かのリスクとなり難症例となる可能性が高いです。また、お酒が強かったり局所麻酔が効きづらかったり、すぐに効果が軽減したり、胃カメラ等で静脈麻酔が全く効かなかったという症例は難症例と考えます。こういった四つのものが複雑に絡みあった時、その症例は難易度を増し超難症例へと昇格してしまいます。そこで、こういった症例をどう予防してどう対処するのか? 次回の記事では、こういった症例の私なりの対応法について、記載したいと思います。次回もお楽しみにお待ちください。

静脈内鎮静法 難症例とは?(ハヤシダの考える)

静脈内鎮静法 難症例とは? 静脈内鎮静法 においても様々な症例があります。そして、難易度も様々です。 ところで、難易度の高い、難しい症例とは一体どのような症例でしょうか? 手術難易度が高い症例が静脈内鎮静法においても難症例になるのでしょうか? 答えは△だと思います、手術は難しくても問題となりそうな既往や生活歴もなく、 麻酔が比較的効きやすい症例の場合、静脈内鎮静法自体は難症例とは感じません。 それでは、どういったものが難症例なのでしょうか? あくまでも、『私が考える』ではありますが、下記に難症例と思えるものを列記してみました。   侵襲の強い手術で閾値の低いまたは炎症の強い症例 まず私が考える静脈内鎮静法に関してですが、やはり患者さんが敏感に感じてしまいそうな症例は難症例と感じます。これは、様々な要因が関係しており、その複雑な要因を理解しておかないと対応が難しくなります。例えば、手術侵襲がシンプルに強いのか?患者さん自身の閾値が低いのか?炎症の強い部位があるのか?生活歴はどうなのか(喫煙歴等)?局所麻酔や鎮痛薬はちゃんと効いているのか、または効かせられるのか?そういった要因を考える必要になってくる事があります。とりあえず、こういった事が考えられる場合に私は難症例と考えます。 ムセやすい症例 ムセも非常に静脈内鎮静法を難しくする要因の一つです。術中にムセが発生する事で、手術中断のリスク、誤嚥のリスク、麻酔深度が変わるリスク、体動のリスク、気道閉塞のリスク、こういったリスクが発生します。では、どういった症例がムセやすいのか?これは、気道が過敏な患者さん、気道系の疾患にかかられている患者さん、口呼吸をされる患者さん、術中の注水量の多い手術、出血の多い手術、リスクとなる生活歴のある患者さん(ヘビーな喫煙歴等)こういった症例は非常にムセのリスクが高く難症例と考えます。 出血の多い症例 出血も大きな問題となります。ムセやすい症例にも関連するのですが、やはりムセが多くなる傾向にあります、また血餅も出来やすく咽頭に出来た場合は気道閉塞にもつながります、また脱水のリスクも増加します、シバリングのリスクも増加します、また貧血症状のリスクも増加します、術野も不明瞭となるため手術時間が延長するリスクもあります。こうした症例は難症例と考えます。 全身状態の問題があったり体質的に困難にする要因のある症例 これも様々なものがありますが、やはり既往があれば何等かのリスクとなり難症例となる可能性が高いです。また、お酒が強かったり局所麻酔が効きづらかったり、すぐに効果が軽減したり、胃カメラ等で静脈麻酔が全く効かなかったという症例は難症例と考えます。こういった四つのものが複雑に絡みあった時、その症例は難易度を増し超難症例へと昇格してしまいます。そこで、こういった症例をどう予防してどう対処するのか? 次回の記事では、こういった症例の私なりの対応法について、記載したいと思います。次回もお楽しみにお待ちください。

わんぱく 猫

わんぱく麻酔とは? ②

わんぱく麻酔 わんぱく麻酔 については、前回お話しました。 今回は具体的な私の活用法についてお話していきます。(わんぱく麻酔についてはコチラ)  私は静脈内鎮静法をする際、大きな取り決めをしております。 それが、ABZを正しく使うという事です。 A(通常時)、 B(通常とは違う対応が必要な時)、 Z(緊急時と専門領域外)、このように分けております。 A(通常時) 基本的にはどちらの選択肢を優先的に選択します、コチラは決まったプロトコルを通常運転するだけの操作となります。 ほとんどのシチエーションでコチラは放映します。この問題だけで着陸するという事は基本的に考えられます。手術に関しても同じ事が言えると思います。そこで私は、B(通常とは違う対応が必要な時)ではわんぱく麻酔の使用を検討します。 B(通常とは違う対応が必要な時) ここで、初めてわんく麻酔を行う事があります。しかし、ついでにコチラは条件があります。それが①患者さんにとってメリットになる安全である事、②術者にとって安心でスムーズな手術に繋がる事、③目的はAに至るまで修正為するために必要な操作であること、④根拠があるか、選択すべき理由がしっかりある事です。 わんぱく麻酔とはイレギュラーなシチエーションの麻酔を構造化、Aに経過修正する為の麻酔になります。 一見何も考えない麻酔というものではありませんので、そこは慎重に解釈して頂ければと思います。 Z(緊急時と専門領域外) コチラは基本的には、移行しませんのでご安心いただければと思います。ただし、万が一の場合は想定しておかなければなりません。 仮にの場合において適用されるのは緊急プロトコルとなります。 これは人名を優先したものとなります。術後に問題になりそうな場合でも、精密検査による確認が必要な場合があります。この場合は例外的に緊急プロトコルを適用する必要があります。基本的にはZのような場合、わんぱく麻酔の適用とはなりません。 最後に 私は麻酔を行って、リスクと術者の進行と患者さんの満足度はしっかりと頭に入れましたチーム、麻酔科医という手術の役割と手術チームの一体感と品質を意識しています。その上で、いい麻酔が提供できるよう常に研鑽しておりますので、福岡や久留米近郊を中心にご興味のある先生がいらっしゃいましたら、まずはコチラまでご相談ください。

わんぱく麻酔とは? ②

わんぱく麻酔 わんぱく麻酔 については、前回お話しました。 今回は具体的な私の活用法についてお話していきます。(わんぱく麻酔についてはコチラ)  私は静脈内鎮静法をする際、大きな取り決めをしております。 それが、ABZを正しく使うという事です。 A(通常時)、 B(通常とは違う対応が必要な時)、 Z(緊急時と専門領域外)、このように分けております。 A(通常時) 基本的にはどちらの選択肢を優先的に選択します、コチラは決まったプロトコルを通常運転するだけの操作となります。 ほとんどのシチエーションでコチラは放映します。この問題だけで着陸するという事は基本的に考えられます。手術に関しても同じ事が言えると思います。そこで私は、B(通常とは違う対応が必要な時)ではわんぱく麻酔の使用を検討します。 B(通常とは違う対応が必要な時) ここで、初めてわんく麻酔を行う事があります。しかし、ついでにコチラは条件があります。それが①患者さんにとってメリットになる安全である事、②術者にとって安心でスムーズな手術に繋がる事、③目的はAに至るまで修正為するために必要な操作であること、④根拠があるか、選択すべき理由がしっかりある事です。 わんぱく麻酔とはイレギュラーなシチエーションの麻酔を構造化、Aに経過修正する為の麻酔になります。 一見何も考えない麻酔というものではありませんので、そこは慎重に解釈して頂ければと思います。 Z(緊急時と専門領域外) コチラは基本的には、移行しませんのでご安心いただければと思います。ただし、万が一の場合は想定しておかなければなりません。 仮にの場合において適用されるのは緊急プロトコルとなります。 これは人名を優先したものとなります。術後に問題になりそうな場合でも、精密検査による確認が必要な場合があります。この場合は例外的に緊急プロトコルを適用する必要があります。基本的にはZのような場合、わんぱく麻酔の適用とはなりません。 最後に 私は麻酔を行って、リスクと術者の進行と患者さんの満足度はしっかりと頭に入れましたチーム、麻酔科医という手術の役割と手術チームの一体感と品質を意識しています。その上で、いい麻酔が提供できるよう常に研鑽しておりますので、福岡や久留米近郊を中心にご興味のある先生がいらっしゃいましたら、まずはコチラまでご相談ください。