心疾患、歯科、周術期

心疾患 の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える生存戦略

心疾患 患者の歯科治療 GP(一般歯科医)が使える戦略生存(ハヤシダが考える)

心疾患 GP(一般歯科医)が使える生存戦略(ハヤシダが考える) 心疾患 と聞くと先生方はどうでしょうか?凄く恐くないですか?

では、なぜ恐いと思うのか?それは、心疾患を発症してしまうリスクや脳梗塞等を併発してしまうリスクが高いからだと思います。 確かにゾッとしますね、しかも歯科の局所麻酔薬には発作や悪化のトリガーとなりえる成分が入っています。

しかし、局所麻酔薬なしでは処置ができません。 そこで、やはり大事なのが周術期とした構造化する事です。 ①術前②術中③術後に分けて生存戦略を展開していきます。

 ①術前

まずは、心疾患と一括りにしていますが、問題点を洗い出しします。 これが、不整脈なのか虚血性心疾患なのか心筋症なのか、奇形なのか…こういった系統分けを行います。

 難しいと感じられた先生方は治療をしたい気持ちをとりあえずおいておいて、まずは対診しましょう。

照会状をかかりつけ医や循環器の専門医にお送りして、心疾患の種類と歯科治療において何が問題なのかをはっきりさせます。

まずはそこから明確にします。 お手紙の書き方としては、いつ、どこで、どのような処置を行い、どういう薬剤を使用するかを具体的に記載します。

また、どういうお薬を飲んでそれがどう影響するのか、どういう風にコントロールするのか、また問題のある薬剤があれば休薬は可能なのか。

 こうする事で具体的な問題点を炙り出していけば対策が見えてきます。

 気を付けて頂きたいのが、その処置の可否を照会先に委ねない事です。これを最終決定するのは処置側にあります。

 ②術中

炙り出された問題点があれば、それを実際に対策していきます。 例えばアドレナリンがリスクという事であれば、侵襲はどの程度なのか?、浸潤麻酔はどれをチョイスすべきなのか?もしくは局所麻酔は不要なのか?、もしやむを得ず、アドレナリン含有の局所麻酔薬を使用するとして何本までなら許容出来るのか?、ターゲットはどこにするのか? このような感じで炙り出しをしていきます。

そして以前だったら、この時に一人で判断しないといけませんでしたが、今は最新テクノロジーの活用もありかと思います。 最近はAIなどを活用して戦略を整理するのも一つの方法です。ただし最終判断は必ず臨床医が行う必要があります。

それから処置に臨んでください。処置中は可能な限り生体管理モニター等でしっかりモニタリングしたり、必要性があれば酸素を吸ってもらう、救急セットを準備、こうした事がさらに安全性に繋がります。

③術後

ここもすごく大事です、患者さんへの帰宅指示前に、必ず、観血的処置なら止血確認のダブルチェック、含嗽や食事や運動等の指示があれば徹底的に、また何かあった時の連絡体制をしっかりと整えておく。 こういった周術期という形で構造化させてリスクと対策を見える化する事が心疾患患者の歯科治療の生存戦略につながると考えます。

 先生方によっては、こう思われるかもしれません。

この前したけど、問題なかったよ。

不測の事態なんてほぼ起こらないでしょう。

この段取り面倒くさい・・

こんな事を思われた先生方にお聞きしたいのが、心疾患の具体的な種類は何でどういうリスクが隠れているのかは完全に把握されていますかという事です。

その時、たまたま起きていないだけかもしれません。

しかし、万一起きてしまったら・・だと思います。

GPのための3つのポイント

① 心疾患は種類でリスクが変わる
② 周術期(術前・術中・術後)で構造化する
③ 判断に迷う場合は専門家に相談する

この記事を読まれてハッとされた患者様のいる先生には是非、コチラにご相談頂ければと思います。

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